職場の中に漂う空気を感じることがあります。
「余計なことを言うなよ」「お前ばかり良い恰好するんじゃないぞ」「どうせ、何言っても解決しないと思う」「あの上司には絶対に逆らわないほうが良い、ハイハイと言っておけば無用な摩擦もストレスを感じなくて済む」というような空気です。
その職場の空気(風土)はそこで働く人々の思考や行動に大きく影響してきます。
仲間や上司が嘘の報告をしたり、法に触れることをしていても見て見ぬふりをしていたために、後に発覚し大きな社会問題となり企業の存続を揺るがす事態に発展することが起こっています。
日常的に発生する問題や課題に如何に早く対応し解決できるか、貴重な人材を如何に活かせるかということも勝敗を左右する要素となります。
企業の風土(組織を包んでいる空気)は企業関の競争の勝敗を左右する大きな要因の一つであることは間違いありません。
経営のリソースに「人」、「もの」、「金」、が上げられますが、第4番目のリソースは「組織や職場の空気(風土)」だと言っても過言ではありません。
それぞれの企業が持っている技術や人材は横一線に並んでいます。そこから一歩抜け出すためには「組織や職場の空気(風土)」に着目する必要があります。