少数派側に立って考えてみる

昨日、事務所にある「社員の行き先表示板」を前にして立ち話をしていました。
どこの事務所にもある、あの「行き先表示板」です。
私 「どうして正社員とそうでない人を分けて表示しているの? どういう目的があるの?」
相手「お客様から電話が来たときに、返答するのに、該当する人がすぐに見つかるから・・」
私 「100人もいるわけではないのに・・・少数側の人の気持ちを考えたことある?」
相手「そうですねえ・・・」
確かに、一つの理由ではあると思いますが、それだけの理由かとも思います。
私が以前に勤務していた会社では、車の製造ラインで働いている人のヘルメットの色を正社員と期間従業員とで分けをしていました。
「なぜ色分けが必要なのか」とそのことが現場で議論になりました。
色々深く議論した結果、なんの意味もない。それより、一体感づくりのほうが大事だということになり、色分けは廃止となりました。
実は、口には出さなかったのですが、期間従業員の中には、気にしていた人もいたようでした。
何のために分けるのか、人をどう見るか、どういう人の見方をするのか、がとても大事な議論でした。
人に対して、無意識にやっていることに、たまに目を向けることも必要だと思います。
少数の人の気持ちに立って、その人たちの気持ちを考えてみることも・・・。
本当は経営会議で少し時間をとって議論しようと思いましたが、今回は議題が多く、次回にすることにしました。

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