トヨタ式が定着しない理由は教育の違い?

「日経ビジネス2月26日号」に「苦悩するトヨタ」という興味がある記事が載っていました。
内容は、もの造りで世界をリードするトヨタもアメリカのNUMMI工場で品質問題で苦戦しているという内容です。
面白いのは、トヨタのもの造りの強さは愚直なまでに決めたことを守る、作業者が標準作業を守るというところですが、アメリカのその工場では標準作業を守っていないということ、その理由です。
このレポートには、仕事に慣れてくると自分のやり方を始めてしまう作業者が多いと書いています。
その理由とは、決して米国人の能力が劣るのではなく、もともと米国人は創造力を発揮するよう教育を受けている。このことは商品を開発するような仕事には向いているが、製造現場ではマイナスに作用することが多いとコメントしています。
私も以前に勤めていた会社では風土改革の仕事以外にトヨタ生産方式の仕組を社内に構築する仕事を9年ほど担当し、苦戦しましたのでこのレポートにはとても興味を持ちました。
NUMMI工場で品質問題の原因は他にもあるようですが、上記のようなこともあるんだろうなと妙に納得しました。

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