自発性に委ねてみたら活動が止まった

以前、改革の支援をしていた時のことです。
人事労務が支援している「監督者の会」がありました。
対象者は現場の監督者で、月一回の会合がありました。
その会合では、会社側から伝えたいことや、監督者が主体になって取組んでいる活性化活動の進捗報告や会社側に検討をお願いしたいこと、などを話し合っていました。
また、監督者同士の情報交換の場にもなっており、お互いに困っていることなども気楽に相談し合っていました。
この「監督者の会」を、監督者側から自主性自発性を尊重し、自分たちが主体で運営しますという提案がありました。
この活動を支援していた私は、「待っていました!」と、監督者に主導権を渡しました。但し、予算や勤務内での時間確保の支援は継続することにしました。
ところが、いつまで経っても「監督者の会」は開催されませんでした。どうしたのでしょうか?
後で分かったのですが、自分たちが本当にやりたいことではなかったということと、長年、会社主導で運営していたために強いリーダーが育っていなかったことが原因のようでした。
主体的やりたいという思いには力強いものを感じたのですが、自主性・自発性を発揮するというのは難しいです。

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