「この本は売れますか?」

最初に出版社の方から出た言葉です。
今日、知り合いの方から紹介をいただいてある出版社に私の「出版企画」を説明しに伺いました。
テーマは風土改革に関したものです。
その出版社はとても丁寧に質問をしていただき、私が考えていることを引き出していただきました。
現在、急性喉頭蓋炎の治療中ですので先生からは話してはいけないという注意をいただいていますが、そうはいきません。
この「本」のニーズがあること、出版する狙いについて説明させていただいているうちに力が入ってしまいました。
出版社を出た時には喉がガラガラでした。
出版社の方から「あなたから見て、理想的な風土体質の企業はどこですか?」と質問をいただきました。
しばらく考えましたが、企業名は浮かびませんでした。
色々な情報や交流を通して、風通しの良さそうな理想的な風土体質を持つ会社は想像がつきましたが、確信を持って答えることはできませんでした。
なぜかというと、実際に企業の方々と話をしてみないと分からないからです。また、この会社はと思って、実際にやり取りさせていただくと、必ずしも・・・でした。
今、あらためて考えると、I自動車の風土改革に着手して5年後の姿が、私から見たありたい姿により近い風土体質を持つ企業だったと思います。
経営者への信頼、経営者と現場の距離、開発から製造、販売まで部門や立場に縛られない自由闊達な活動、それが新車開発(トラックやRV)に良い面が出たこと、社内・社外交流の活発化、情報流通の活性化、社内常識の打破、色々な自主企画活動、等など、会社全体が生き生きとしていました。
このことをお伝えすれば良かったと思います。

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