私の本「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」の読者からご質問をいただきます。
とても嬉しいです。
以下のような質問をいただきました。
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「最後まで管理部門とは人事制度を変えるなど一体となった活動はできませんでした(P141)」とありますが、それは何故ですか?
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私は以下のように回答させていただきました。
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風土改革でも他の改革でも”変化し続ける仕組み”を組織に組み込むことが大事だと思っています。(P183 三位一体とは・・・)
ポイントは変革型人材を再生産していうことが必要だからです
I社の改革活動では、活動の初期において人事部門のやり方(人の見方、評価)を批判したこともあり、特に実務担当者と対立関係になりました。
対立関係が後々まで影響し、変革型人材をどう再生産するか、その仕組みを一緒に考えようという関係にはならなかったのです。
これが理由です。
残念ながらこのことはI社の風土改革を経験してから分かったことで、当時は、このあたりを重視していませんでした
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風土改革は短期間で変わるものではありません。
改革し続ける(変化させ続ける)には“変化し続ける”仕組みが組織に内包される必要があります。
改革活動が仕組みづくりまで進まないといけません。
仕組みの1つが“変える力を持った人材”が再生産する仕組みです。
そのためには、人事部門と一緒に活動することが必要です。
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
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