今日、最近リコールで話題になっているメーカーのOBの方に会いました。
その方はトヨタ式をモデルにしてコンサルティングをしています。
アメリカでの問題の取り上げ方に、やはり、納得できないという話をされていました。
今回の問題はどういう経緯で起こったのか、また、本当に報道されているようなことが起こっているのかその真実は私にはわかりません。
しかし、今から十数年前に複数の社員で交流の場を作ったことがあります。
その時に、その会社の方がおっしゃっていたことを今も記憶に残っています。
手塚さんのところは良いですね。問題だと言うと経営側が耳を傾けてくれる。私のところは問題だというと「何が問題なんだ。利益も出しているし、業界でもトップの会社なんだぞ」と言われるんです。
・・・・と。
私がいた会社は、経営再建・風土改革の真っ最中でしたので、社員の声がトップ側に届きやすい環境にありました。
それにしても、問題がないわけはないので、問題だと思う声が届きにくいのは組織としてはどうなんだろうと当時は思いました。
今回、「問題ではないか」という言う声が現場から上がらなかったということはないと思いますが、もう一度、組織の風通しは良いのか、現場の問題が上がっているのか、見直すチャンスにしてほしいと願っています。
それは、数年前にも「このままでは問題になる」という声を聞いていましたので・・・。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
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