オフサイトミーティング、形にこだわる必要はない

組織風土改革での議論の場の1つとしてオフサイトミーティングという場を使いますが、お互いの顔が見え、カベを越えて向き合えれば机があってもなくても良いと思います。
そういうことをあえて申し上げて場づくりを行う機会がありました。
どういうことかと言うと、オフサイトミーティングとは、座り方はこういう形でなければならない、結論はださない、求めてはならない、ということを考えている事務局の方がいらしたからです。
お互いに対立関係にある人たちがはじめて会う場は、開放的な雰囲気づくりとして、机なしの椅子だけとし、互いの顔が見え、立場を意識させないために円形の配置にしたり、リラックスしてもらうために飴やキャンディを用意する、飲み物自由、という場にします。
それも、回数を重ねていく過程で形にこだわらなくても良いと思います。
要は、従来の思考の枠から出て話し合う、異質を受け入れて話し合う、深く考える、ということが出来れば良いと思います。
また、“結論を出さない”というのではなく、最初から“結論ありき”の議論をしないということです。
例えば、“上司が求めている結論”になることを目的とした話し合いをしないということです。
結果的に上司が考えていた結論になることはあると思いますが・・・。
それでは会議と変わらないのではと考える人がいると思いますが、最終的には日常の会議もオフサイトミーティングも“多様な知恵だし”や“深く考える”ということを求めているのは同じですから、オフサイトミーティング的な話し合いが自然と出来れば良いと思います。
『出会いから変革の想いに火を灯す』手塚利男

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