思い出の第1回共通一次試験

今年のセンター試験でのトラブルが過去最悪だったとか。
今はセンター試験と言いますが、昔は共通一次試験と言っていたように思います。
その共通一次試験、第一回は1979年に行われました。
その第一回目の共通一次試験、私も受けました。
今年、60歳? 歳が合わない・・。
そうです、27歳の時に受験しました。
雪が降っている中、試験会場に、
会場に入ったら、若い人ばかりで、私のような30近い人は1人もいません。
その時はすでに、いすゞ自動車で生産技術の仕事をしていましたが、
大学に行って、機械工学の勉強をしなければついて行けない場面がありました。
そして、無謀にも、横浜国大の2部を受けたのです。
高校の先生には、他の大学にしてはどうかと言われましたが・・。
一年間、独学で受験勉強みたいなことをやり試験に臨みました。
ほとんど解けず、虚しい思いで帰ってきました。
二次試験は作文と面接。
面接官に「あなたはすでに生産技術の仕事をしているのに、なぜ?」とか、
「本当は、あなたのように働きながら学ぶために2部があるのですが、1部を断念した人が流れてくるんですよ」とも言われました。
合格発表の日、仕事を終えてから発表会場に行きました。
誰もいない暗いグラウンドの片隅に「結果」が張り出されていました。
不合格
応援してくれた上司に報告、
「残念だったね」と、慰めていただきました。
今、思うと随分無謀なことをしたなと思います。
受験結果が人生のすべてに影響するものではないと思いますが、
できれば、落ち着いた気持ちで試験に臨めるようにしていただきたい。
『出会いから変革の想いに火を灯す』手塚利男

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