コミュニケーション(相手との関係を築き、お互いを変えていく行為、仕掛け)不全(ギャップ)がとんでもない誤解を生みます。
今後の組織変更を読んで、Bさんの業務分担を変えようとしたら、Bさんが「嫌われているから仕事から追い出される」と誤解してしまった。
そのBさんの上司までも、「業務分担変更を理由に追い出すようなことは良くない、おかしい、絶対に反対する」と誤解してしまった。
関係者が集まって腹を割って話し合った。
もともとBさんは誤解を受けやすい人でしたので、仕事の仕方も誤解を受けやすかった。
誤解した人が、周囲に言うことですっかりBさんはレッテルを貼られてしまった。
その仕事の仕方についても本人ときちんと向き合って「なぜ、そういう仕事の仕方をするのか?」と聞いてあげれば誤解はされなかった。
また、業務分担変更案が出た時に、Bさんの上司も「彼を追い出そうとしている」と勘違いした。その勘違いも、業務分担変更を提案した人に直接会って確認すれば良かった。
誤解をしている人に対して、誤解をして見ていた。
誤解のn乗・・・。
とことん話し合うことを避けてきたことが職場のコミュニケーション不全を起こし、業務分担を変更しようとしたことが、“追い出し”と受け止められてしまった。
直接対話の時間・コストをどんどん削っている、問題です。
手塚利男
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