69歳介護士奮闘記〜退院の日

11月8日(月)退院の日
ついにきた退院
5時30分、2杯のお茶届く
程なくしてバイタル測定、その後はひげ剃り、歯磨き、いつもののことを繰り返す
頭がかゆい、髪がベタベタ
7時30分すぎ朝食がきた
最後、味わっていただく
食事後、身なりを整え、帰る準備をする
この部屋を出て行くのがちょっと寂しい
隣の彼ともお別れだ
カーテン越しに話しかけてくる
彼は明日退院
でも帰るのはグループホーム
自分の家に帰れる、ありがたい
9時、看護師さんが「退院手続きの準備ができたら声をかけるので準備をするように」と言いにきてくれた
9時10分、主治医の先生が挨拶に来てくれた
暖かい気配りに感激
その後、手続きの準備ができたと伝えられ一階に行く
9時30分過ぎ、退院手続き、入院費の支払い、全て済ませる
思ったより早く終わっ。妻と娘が迎えに来るまで部屋に戻って過ごす
その間も隣の彼が話しかけてくる
10時33分、入り口で待っていると妻から連絡
急いで荷物2個持つ
部屋を出る時、誰に言うでもなく「お世話になりました」と
返事はない
隣の彼ともお別れの挨拶
廊下でもう一人の同室者にテレビカードをあげた
ナースステーションにお礼をすると
「手塚さんが退院です」
看護主任が他の看護師さんたちに声をかけてくれた
エレベーターで主任が見送りをするために待ってくれたが断って一階まで階段で降りる
最後だから
一階に降りると妻が待っていた
外には娘が運転する車が停まっていた
乗り込む
嗅ぎ慣れた車の匂い
静かに病院を離れた
この経験は今後の介護の仕事に活かすつもりで10日間の入院日記を閉じる

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