私が長年お世話になってきたコンサル会社が夏季WEB&リアル合宿でのこと
合宿とは言ってもある人はWEBで、その他の人は通いだ
私は特定のテーマにゲストとして参加
特定のテーマとは「明日のコンサル事業を考える為にいすゞ自動車の風土改革を支援した時の原点はなんだったのかを考える」だった
私は元いすゞ社員として、当事者として、事務局(世話人)、として参加した
元社長がメインスピーカーで私はサブスピーカーだった
私は会社の指示命令でもなく自ら手を挙げて改革活動に参加した
改革の盛り上がり期から惰性の期、自然収束の期を経験した
坂本龍馬やその仲間たちが日本を変えるという命をかけた熱い活動に似ていた
1度目の経営危機を乗り越えて二度目の経営危機の時に経営体制が大きく変わったため改革活動ができず希望退職した
なぜいすゞ自動車の風土改革活動によって会社が再生を十数人の弱小コンサル会社ができたのか?
再生につながるような支援の原点はなんだったのか?
その点を見出すべくメインスピーカーへの質問が集中した
簡単には見出せないテーマだった
私も何か仲間のためになるアドバイスができればと臨んだが話す時間もなく未消化に終わった
考えに考えた末、コンサルの立場ではなく1社員として改革活動に加わった者として何か伝えた方が良いと考えた
伝えたかったこと
・社員がリスクを覚悟して活動するのは“自分でやりたい“と思ったからだ
・今まで仲間だと思っていた人たちから不審な目でみられようと自分の立場を危うくなっても本気で変えようと取り組むのは「自分で決めた」からだ
・いつ契約が切れるかわからないコンサルが書いたシナリオでサラリーマン人生をかけたリスクなど取れない。自分で描いたシナリオでやると決めたからリスクが取れるんだ
というような事を、今までコンサルで飯を食ってきたお前が言うかとお叱りを受ける覚悟で書いた
今後、コンサル仲間に伝える機会はあまりない、これを最後にしたいと考えて書いた
今でも当時を振り返ると思う
・私たちが坂本龍馬はじめ多くの志士が日本を変えるという志のを持って活動したのと似た様な活動をしたが社員が相当な覚悟を持って望まないとできない
・いすゞ自動車でできた風土改革活動は社員の覚悟がないといくらコンサルが巧みなシナリオを書いたとしても実現できない
・よく2割が変われば変われるというが本気で変えようと覚悟を決めた2割だ
そういうことをコンサル仲間に伝えたかった
伝えきれないから本著を読んでくれたらいい
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