バスの中、お年寄りが転びそうになりました。
帰りのバスの中でのことです。
バスが停留所の手前でスピードを落とし始めたところで、お年寄りの方が席から立ち始めました。
更にバスがスピードを落とし始めた時に、お年寄りの方が目の前で転びそうになり、床に両手をついてしまいました。
先日もTVでお年寄りのケガの内、バスの中でのケガが多いと報じていました。
なぜ、お年寄りの方が多いのか?
若い人と比べると体力的に弱いことが原因らしいのですが、そもそも、バスが動いている時に席を立つことが問題と言っていました。
なぜ、早く立とうとするのか?
お年寄りがインタビューに答えていました。
「モタモタして迷惑をかけたくない」
と。
そう思わせる原因は、バスの中の雰囲気(空気)です。
最近は見なくなりましたが、以前は停車してすぐに降りないとブザーが鳴ってドアーが閉まりかけることが多々ありました。
また、ある時は、降りていないのにドアーが閉まったこともありました。
そいう言うことを目にすると「やっぱり早く降りなければ」ということを学習します。
それが、「早く降りろ」「はやく降りろ」という雰囲気(空気)を作っています。
その空気を変えない限り、“バスが完全に停止してからお立ちください”という張り紙をしても、防止策にはならないように思います。
どうするか
“バスが停止してからゆっくりと立っても大丈夫、ドアーは閉められない、せかされない”ということを体感し続けることが必要に思います。
車内の雰囲気(空気)を変えることが必要に思います。
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★本の紹介
★風土改革が成功する秘訣を書きました。職場風土を変えたいと思ったときに読んでください。
★タイトル名:『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』
★著者:手塚利男
★出版社:Nanaブックス
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