今回は自戒を込めて辛口のトーンです。
先日、お客さまのところで技術者の質についての議論がありました。
今の技術者は手を汚したり、色々な場面を体験して技術を身につけているのだろうか?
弁は立つが・・・。
という話でした。
その話で、私がいすゞで生産技術の仕事をしていた時に外部の方だったか、現場の方だったか、はっきりしませんが、
「手塚さんはじめ皆さんは、技術者ではなく技述者ではないのか?」
と。
最初、言っている意味が分かりませんでしたが、黒板に書いていただいて分かりました。
技術ではなく、技を述べる「技述」だということでした。
手塚さんや皆さんは技を述べるだけの人ではないかと・・。
単に、パンフレットを集めて、それを参考にして機械の発注仕様書を書いている。
パンフレット収集家ではないかというような言われ方もしました。
今、思いだしても、恥ずかしく思いますが言われた通りの技術力だったと思います。
東日本大震災での福島原発の事故
TV報道等に原発関連の技術者と見られる方が多く登場しました
私には、誰が「技術者」で誰が「技述者」なのか分かりませんが、
事故後の対応を見ていると相当の数の「技述者」がいたということではないでしょうか。
『出会いから改革の想いに火を灯す』
手塚利男
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