職場での「ワクワク感」は、ワクワクできる使命(ミッション)から生まれるもの

「なでしこジャパン」の国民栄誉賞、心の底からおめでとうと言いたい。
恵まれない環境でサッカーを続けてきた選手に脱帽です。
結果が分かってから言うのは何ですが、なでしこジャパンが優勝決定戦に進出決定後の選手へのインタビューの様子を見ていて、決勝戦に向け「ワクワク感」に似た高揚感が伝わってきましたのを思い出します。
その時、TVでしか観戦したことがない本当のサッカーファンと言えない私も、一度も勝ったことがないアメリカチームに勝てるのか?と思いましたがなぜかワクワクした気持ちになりました。
世界ナンバーワンのアメリカチームとどんな試合をするのか。
なぜ、わたしもワクワクした気持ちになったのか。
それは、世界ナンバーワンのアメリカチームに勝って、「世界一」という最もイメージし易く、考えただけでもワクワクする目指す姿を共有できたからではないでしょうか。
日本のサッカーの歴史上、これまで考えられなかった夢みたいなことが実現できるかもしれないと選手だけではなく、私にもイメージできたからです。
また、「なでしこジャパン」が自分たちの戦い方から東日本大震災の被災者の皆さんに諦めない気持ちを伝えるという密かな使命を持っていたことも共有できました。
仕事でも同じことで、受け身的に言われたことをこなすだけでは「ワクワク感」など高揚感など無縁です。
ドラッカーの逸話と言われている「三人のレンガ積み職人」。
同じレンガを積む作業でも、三人目の職人が目を輝かせて「大聖堂を作っている。人々の心を癒すことができる」と答えるような仕事への向き合い方ができればと思います。
例えば、「ただ数をつくれ!」「生産性をあげろ!」「売上を伸ばせ!」「この資料を作ってくれ!」という仕事のさせ方ではなく、「大聖堂の完成が目に浮かぶ」、そのことで多くの人に喜ばれることがイメージできるような仕事への取組みです。
私が風土改革支援している会社では、働きがいを追求するために「方針管理型マネジメント」から「ミッションマネジメント」に取り組んでいます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました