コンプライアンスと組織風土との関係

先日、コンプライアンス支援をされている人たちと情報交換する機会がありました。
業界特有の問題がありそうです。
いろいろな不祥事が起きる度に「コンプライアンス」が注目されます。
度々起きる不祥事に対して、法令違反に対する内部告発の制度も制定されていますが、本来なら組織内の抑制力というか治癒力を持って違反行為を行わないことが大事です。
組織内で仲間が法を犯すようなことや社会規範に背くようなことをしていた場合は、見て見ぬふりをしないで「おかしいよ、だめだよ」と言ってあげれば良いし、経営側に伝えることをすれば良い。
しかし、それができない原因に組織風土の問題があります。
組織の奥深くにあって普段は見えないもの。
慣行(危惧・懸念を押し切って実行すること)や不文律(暗黙のうちに守られている約束ごと)や勢力関係、対人関係、暗黙の思い込み、組織内の常識、空気を読む、などがそれに当たります。
小さな問題が大きくなって、企業の存続すら危ぶまれたり、撤退しなければならなくなった企業もあります。それらの多くは、組織風土に問題があると考えます。
今回の情報交換では、コンプライアンス支援の中に組織風土を変える支援も行えばお客様にとっても良いことではないか・・という話になりました。

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