69歳介護士奮闘記〜学び

このスタッフは苦手だなあと思う人はいる
自分ではそういう人は作らないようにしているが、理屈ではない
男性スタッフのYさん
私よりも経験も長く、仕事も早い
ただ未熟な私からみると
スキルとハートのバランスでいうと
スキル > ハート
かな
その人とはシフトで重なると協働する時間があると少し緊張してしまう
「遅い!」
と怒鳴られそうで
でもその人から学ぼうという気持ちで向き合うと感じ方が少し変わる
ましてや私が苦手だと思うことをスイスイやっているのを見せられると、その人の技を盗まなければ損だ
今日、昼食時のこと
食事介助していた
いつもなかなか食べてくれないというか口を開けてくれないKさん
毎回、苦労する
今回も
配薬もしなければならないので一時Kさんを離れた
そのうちYさんがKさんの食事介助をはじめた
少し離れたところからチラッとみていた
Kさんが口を開けて食べていた
Yさん、すごいなあ
どうやっているんだろう
よく見ると、口の右端からスプーン刺激するようにしている
するとKさんの口が開き食べた
本当に食べたくて自分の意思で口を開けているのかわからないが
ただ最後まで飲み込んでいる
思わずYさんに、どうやっているんですか?と聞いた
スプーンの左右の向き、上下の角度、で口が開くポイントを探っているとのこと
早速、夕食時の介助の時に試してみた
食べてくれた!
いや、口を開けてくれた
さすがYさん
帰り際にYさんにお礼を言ったら「役に立ったら嬉しいよ」とぶっきらぼうに返ってきた
今日は得した日だった
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