企業風土改革活動からの情報提供:社員にとって何が幸せか?

随分と前になるが日本を代表する超優良企業の課長クラスと交流会を行いました。
その時に相手企業のメンバーの一人が「あなたの会社は“問題です”と言うと耳を傾けてくれて幸せですね」とおっしゃった言葉が強く記憶に残っています。
続いて「私どもの会社は確かに日本及び世界的にみてもトップクラスの会社という評価をいただいています。しかし、問題はたくさんあります。我々が“おかしい、問題がある”と言うと、素直に耳を傾けてくれるのではなく“何が問題なんだ、ウチはトップ企業なんだ”と言われるんです。」と。
確かに、倒産してしまうような大変な状況におかれている企業より、雇用も十分保証される会社の方が良いに決まっています。
名刺交換をする時に名が知れている有名な会社のほうが良い。
しかし、超優良な会社であっても“より良くしたい”という欲求に耳を傾けてくれない状況はどうなんでしょうか?
私は以前に四百数十億円の赤字を出していた会社に勤務しておりました。
状況が状況でしたからトップから役員、職制まで、「問題だ」という声に耳を傾けてくれました。
こういった社員の「おかしい、問題だ、こういうことを変えていきたい」という意見に耳を傾けてくれ、チャンスを与えてくれる会社も社員にとっては幸せの一つなのではないかと思います。

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