変革は偏狭から

足の痛さは踏んでいる人より踏まれている人が感じるものです。
当然ですが・・・・。
風土改革において「変革はどこから始めるのが良いか?」ということをよく聞かれます。
私は「現場です」と答えます。
上流の仕事の仕方の良さ悪さが最下流の現場に”問題”となって現れます。
足を踏んでいる側が上流部門です。
足を踏まれているのが下流の現場です。
踏まれている側が「痛い!」と声を出さないと踏んでいる側には分りにいものです。
問題もそうです。
問題で困っている現場が「問題だ!」を声を出さないと気付いてくれません。
そこから問題の本質を追求していくと風土体質問題が見えてきます。
したがって改革は現場から着手するのが効果的です。
トヨタのもの造りがなぜ強いか、それはラインを止める権利を持っている現場が存在するからではないでしょうか。
止めても改善する力を一方に持っていることも強さのようですが。
強い現場があってこれまでのトヨタの強さを支えてきたのではないかと思います。
現場が強くなる、ものを言う現場に変えていくことが本質的な改革の出発点になると思います。
是非、試してください。

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