フジテレビ系列で7日に放映されたTV番組「発掘!あるある大辞典2」での「納豆ダイエット」の減量の実験データを捏造し、効果を誇張したということで、番組自体がなくなるかもしれないというニュースが流れています。
それにしてもテレビや新聞の影響は大きい、店頭の納豆が品薄状態になってしまうのですから・・。
特に、テレビは目と耳から同時に入ってきますし、有名なタレントが言っていると「そうか」と信じてしまいます。
しかし、今回の“納豆・・”の件も、なぜデータを捏造してまでも番組を制作しなければならなかったのか、その背景に何があるのかという点にも目を向ける必要があります。
番組を制作した当事者の責任追及は勿論ですが、なぜ、嘘をついてまでもそういう番組の作り方に走らせたのか、そこまで踏み込んでいただきたいと思います。
私は、そこには“視聴率”というものに縛られている業界の体質的な問題があるのではないかと思います。
少しだけ罪意識の薄いデータ捏造もあります。
昔のQC発表大会に稀にある例です。
少しでも良い発表をしようと発表資料を作り直し、リハーサルを繰り返していると、最初は「効果がありそうだ」という資料・データが、最後には「効果が出ました」という資料・データになってしまうことがあります。
対して、世論を大きく動かす力を持っているTVや新聞、そういう業界に身を置く人たちの真実を伝えていく責任は思いと思います。
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