4時間も待ってくれたTさんタクシー

恥ずかしい、情けない話です。
私のうっかりミスでタクシーを夕方の6時から10時まで4時間も待たせてしまいました。
私は予約したのをすっかり忘れ、タクシーの運転手さんは「必ず来る」と待ち続けました。
その日は、朝から風土改革ミーティングをしていました。
経営トップも参加しての二日続けてのミーティング、緊張状態が続いていました。
いつものようにミーティングが終えたらホテルに戻るために6時にタクシーを予約していました。
何事もなければ5時30分ごろにミーティングを終えてタクシーでホテルまで移動するはずでした。
ところが、この日は、急遽、経営トップの方と別会場でミーティングすることになり、途中から別会場に移動しました。
その時点で、6時にタクシーを予約していたのを忘れてしまったのです。
トップとのミーティング後、タクシーを予約しているのも気付かずに、そのまま一緒に夕食会へ移動しました。
タクシーは個人タクシーでTさんと言う運転手さんです。
Tさんとは4年前からのお付き合いです。
出張先では空港と客様間の移動、お客様とホテル間の移動、工場への移動、等、どこに移動するにもそのTさんタクシーを使わせていただいています。
Tさんは、6時になっても来ないが、ミーティング会場の部屋の明かりはまだ付いているし、きっと、時間を忘れるほどに議論が白熱しているんだろうと考えて待つことにしたようです。
私は、5時にはその会場を出てしまっていました。
Tさんは、1時間経っても2時間経っても来ないので、途中で何度か携帯に電話していただいたようですが、私は気がつきませんでした。
9時になってもミーティング会場の明かりは付いているのでミーティングはまだ続いているんだろうと思ったようです。(実は、宿泊棟と会議棟を見間違えていた)
いつ議論が終わってもすぐに出られるようにと待っていてくれました。
その内に、ミーティング会場の門を管理人さんが閉め始めたようです。
そこで、おかしいと思ったTさんは、まだ、ミーティングをやっているのかを管理人さんに聞いたようです。
ミーティングはやっていないことがわかり、再度、私に電話を入れてくれました。(その間、何度も携帯に電話していただいたようです)
10時になっていました。
私はその間(4時間)、まったく電話に気付きませんでした。
ようやく、電話に気付いたときは10時を過ぎていました。
その時に、初めて、タクシーを予約していたことに気付きました。
頭の中が真っ白になりました。
何度も謝りましたが、謝って済むものではありません。
その晩は、自分罵り続けました。
本当に情けない話です。

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