風土改革小冊子より社内報がゴミ箱に行きやすい理由

多くの会社で発行している「社内報」はどのくらいの社員が実際に読むのでしょうか。
私が以前勤めていた会社でのことですが、多くは(言い過ぎ?)ゴミ箱の中か、机の上に積んだままになっていました。
その中には社長や他の役員のメッセージなども掲載されていますので、是非読んでいただきたいものもあるのですが・・・。
そんな中、風土改革活動中に、活動の様子や社員仲間への呼びかけを載せた「風土改革小冊子」を発行したことがあります。
定期的とはいきませんでしたが長い期間発行していました。
その「風土改革小冊子」は改革に関わっている有志の責任において手づくり感覚で作っていました。
その冊子は、先の社内報と違ってほぼ100%近く手にした人は読んでくれたと思います。
なぜ読んでくれるのか、理由は幾つかありましたが、
1つ目は、書かれている内容にどのぐらい本音が入っているかだと思います。
社内報は外部のお客様にも配布するため、それを少し意識して編集されるので色々なフィルターを通ります。
そのために味も素っ気もないような内容になりやすい。
本音も出しにくい。
風土改革小冊子」は発行して良いかどうかギリギリの本音がふんだんに入っていました。
本音の内容が記載されていると読み手を引き付けます。
怖いもの見たさもあって・・。
但し、こういう本音の冊子を出せるかどうかは経営側の理解が必要ですが・・。
2つ目は、配布の仕方です。
社内報は一方的に配布します。最初から興味の無い人もいます。
興味が無い人に一方的に配っても読んでくれる訳もなく、ゴミ箱行きも仕方がありません。
風土改革小冊子」は読みたい人に手渡し方式で配りました。
読みたい人に配るわけですから100%読んでもらえるのは当たり前ですが・・。
興味の無い人にとっては紙くずにしかないわけです。
社内報ももっと本音の生の声を入れたり、配布の方法も少し工夫すると良いと思います。

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