がんばれ生産技術部門

今、新幹線の中で、今日の風土改革支援の振り返りをしています。この時間、新幹線の普通車は満席、グリーン車は多少空いていましたので時間を優先してグリーン車に乗ることにしました。
この約四か月間、ある会社の生産技術部門の風土改革支援を行ってきました。
私も、今は風土改革支援の仕事をしていますが、I自動車時代は8年間、生産技術の仕事をしていました。
従って、今回関わらせていただいている生産技術部門の人たちの置かれている状況や気持ち、風土の問題については痛いほどわかるような気がします。
他社との開発競争と新車発売日に合わせたタイトな日程、開発と生産部門の間に入って、逃げ場のない状況に置かれ、失敗は許されない状況で仕事をしています。
その追い込まれた状況での仕事ですから、余裕もなく、いつもピリピリした雰囲気が漂っています。
ある人は“怒りの集団”と言っていました。
そういえば、私がいたI自動車の生産技術部の部屋でもいつも上司のどなり声が聞こえていました。
今回支援させていただいている会社の生産技術部門の課題は、上流側からの課題計画の下ろし方、課題の背景の説明、下流部門との協業関係づくり、スタッフと現場の協業関係づくり、であると考えます。
開発する人や実際に造る人などは比較的に見えやすいと思いますが、生産技術という仕事は見えにくく、理解できる人は少ないと思います。
しかし、生産技術部門がものづくり技術を支えているのは間違いないと思いますので、誇りを持って、がんばっていただきたいと思います。
こんな気持で支援させていただいています。

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