現場の発言のトーンはなぜ変わったのか

今日一日、ある会社の風土改革ミーティングの支援を行いました。
そこで興味深い発言がありました。
その会社は現業系の昇格ルートとスタッフ系の昇格ルートは別になっている。現業系は最高ポストでも課長職、スタッフ系は社長まで可能性がある。可能性ですが・・・。
今日はその現業系の幹部クラスのミーティングだったが、メンバーの一人は、
「俺たちは、スタッフ系と違って大体どこまで昇格できるのか見える。スタッフ系のようにひょっとしたら役員、社長まで・・なんて考えない」
「だからある程度の歳になると先が読めて、昇格に対する欲はなくなり、逆に言うべきことははっきり言おうということになる」
「そこに我々の現場の強さがある。」
と。
なるほど、と言うか、やっぱり、という発言だった。
私が以前勤めていた会社では、ある年から人事制度の変更で現業職でも試験を受ければ役員まで昇格できることが可能になりました。
人間は色々な可能性があるから、複数の昇格ルートがあっても良いと思います。実際に二人の人が役員になりました。
しかし、その人事制度の変更から偶然かも知れませんが現業系の人の発言のトーンを抑えるような感じに変わってきました。

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