仕事納めの思い出 (2)

今日が仕事納めの企業が多いのではないでしょうか。企業によっては昨日だったかも知れません。
私が以前勤めていた会社でも仕事納めの日は夕方の3時か4時に仕事を終えて各部門の事務所や現場の事務所で一斉に御苦労さん会をやります。
私が勤務していた工場には開発部門もありましたので、5000人強の社員がいました。
事務所の机の上を奇麗に片付け、白いテーブルカバーを敷いてパーティの準備をします。
部門毎に違いますが、おでんやお汁粉、焼き肉などをやるところもあります。
その日は車に乗らないことを条件にお酒を呑むことも許されていました。
会社の幹部は自部門のパーティに参加してから、各部門の事務所を回ります。その時はこの一年、問題などに一緒に取り組んだことの労を労い合います。
特に現場には出来るだけ漏れがないように回っていました。酒の勢いで現場の方から詰め寄られる場面もありました。でも、その日は許されました。
幹部クラスは、出来るだけ回った後に工場長室に集まります。工場長室には多くの幹部が集まってきますので、総務部門の方は大変です。
取引していただいている業者の方も挨拶に来られました。
私も一時期総務部門を担当していましたので、工場長と一緒に最後の一人が帰るまで残っておりました。
工場長を門で送り出して、やっと仕事が納められます。
その工場も時代の波に飲まれるように閉鎖されました。
「仕事納め」、懐かしい思い出です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました