最近、あまり耳にしなくなった「一個でも百個でも同一コストで造ろう」というコンセプトです。
20数年前、私が自動車メーカーでトヨタ方式を展開していたときですが、一個でも百個でも同じコストで造れる生産システムを構築することに挑戦していました。
勿論、一般的には非常識な生産システムですが、そこに近づく改善に意味がありました。
量を造って一個あたりのコストを下げるのは当たり前です。しかし、市場には量があふれています。
量を造っても売れなければ在庫になります。
そこで、「一個でも百個でも同一コストで」に取り組む意味があると思いますが、最近のもの造りの世界ではそこに挑戦することを諦めたのでしょうか?
もの造りを誇る日本、このところ、色々なもの造りに関することが話題になっていますが、あのT社に関する記事を見てもそれらの取り組みは掲載されていません。
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