「優秀、優秀」と連呼して紹介するたびに他の社員は引いていく

先日、出版社からお借りした本を読んでいたら「そうそう」「そうだよ」「あるある」といっぱい共感できました。
その本は「上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?~人材流出時代のマネジメント戦術~(松本順市・Nanaブックス)」です。
こういう本が書けたら良いなあと思いました。
特に身近に感じたのは、たくさんありますが、P25の“「優秀な社員がやって来る」という喧伝のワナ”の章です。
社長が朝礼などで「こんど優秀な社員が入ってきます」と嬉しそうに話をする。「優秀、優秀」と連呼するたびに他の社員は引いて行って、一緒にやろうとか育てようとしないなどの現象が職場に起こるというもの。
まったく同じではありませんが、私たちの事務所にも風土改革のコンサルを目指して新しい仲間が入ってきます。
採用を最終決定した人には悪気はありませんが、今度の人は優秀だ、優秀だ、とやはり連呼しがちです。
そうすると、迎える側の先輩コンサルの雰囲気が微妙に変わるのです。「これまで入ってきた我々は優秀じゃないってことか」という雰囲気に・・・。
気を付けなければいけませんね。
新しい人の力量は分かっていないわけですから「優秀な人材をみんなで育てていきましょう」という紹介や説明の仕方が必要だと、本には書かれています。
納得です。

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