先日、トヨタ式マネジメントをコンサルしているKさんと話をした。
Kさんと話をしていておかしなことに気付いた。
電機メーカーはじめ多くのメーカーが大量の製品在庫を抱えている。
日本のものづくりの強さは極力在庫を持たないという考え方がある。
トヨタに代表されるジャストインタイム生産。
必要なもの(売れるもの)を必要な時に必要なだけ(売れた分だけ)造る仕組みに向けて改善してきたはず。
しかし、大量に製品在庫を抱える状況になったことから考えると必要なだけ(売れた分だけ)造るということができていなかったということになる。
“売れた分”造ると“売れる分”造ることは違います。
“売れる分”造るということは見込みで造るということです。
見込みが外れると大量の在庫を抱えることになります。
多くの資源や労力を無駄にしたことになります。
Kさんもコンサル現場で似たような経験をしている。
“売れる分”造るのではなく“売れた分”造る仕組みを目指そうと言うと、何を言っているんだろうという顔をされるとのこと。
“売れる分”造るという仕組みを“売れた分”造る仕組みに変えるには経営改革的な取組みが必要です。
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