私は「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」の中で、風土に問題がある職場には「情報の質と流れ」に問題があると書かせていただきました。
情報の質には文字情報や数値情報、まだ加工や整理されていない生の情報があります。
私たちは数値で示されると、その数値の出所や根拠に対してあまり疑問も持たないで信じてしまうことが多いと思います。
私もそうです。
昨日朝のTV「サンデープロジェクト」で「食糧自給率」について取り上げていました。
最近では食糧自給率の低さに対して誰もが疑問を持たないくらい浸透しています。
ところが、食糧自給率にはどの数値を使うかで違うようです。
食糧自給率を求める方法には、「金額」で算出する方法と「カロリー」で算出する2つの方法があるそうです。
日本が40%で先進国の中でも低いと言っている数値は「金額」で算出したもの。「カロリー」で算出するとイギリスよりも上にくるとのことです。
なぜ、日本が「金額」で示すのか、また算出条件もいろいろと違う。
どんな意図が入っているのでしょうか?
公に発表された数値を一方的に鵜呑みにすることから、ちょっと疑問も持つ必要があると思いました。
職場の中でも同じです。
疑問を持つことが必要だと思います。
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★本の紹介
一人からでもできる「ギスギスした職場を変える手法」を書きました。
タイトル名:『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』
著者:手塚利男
出版社:Nanaブックス
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