バトンタッチ

大分前の話になりますが、北京オリンピックの400メートルリレー決勝で日本選手が銅メダルを獲得しました。
メダル候補だったアメリカとイギリスが予選でバトンの受け渡しで失敗したこともあって日本選手が見事銅メダルを獲得しました。
日本選手チームは何度もバトンタッチの練習をしたと言います。
それで、バトンタッチの瞬間スピードを落とさないでスムーズに受け渡しができるわけです。
そのバトンタッチ、仕事のバトンタッチはどうも下手なようです。
手渡しするどころか、投げて渡すような仕事の受け回しをしています。
時には、バトンをなかなか離さない場面もあるようです。
企画と開発、開発と生産技術、生産技術と製造、製造と営業、それぞれにバトンタッチゾーンがあります。
それぞれのバトンタッチゾーンでバトンを上手く渡すには、渡す相手の顔が見えないと上手くいきません。実際はどうやったら上手く渡せるか、上手く受け取れるか、の話合いが必要です。
私は、いろいろな会社を見ていますが、これからの企業間の競争は、400メートルのリレー競技と同じように、部門間のバトンタッチの上手さがあると思います。
普段からバトンタッチの練習をたくさんしてほしいと思います。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)

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