これは、昨年、2010年7月26日にTV東京のカンブリア宮殿で放映された「目からウロコのつぶやき経営!~これが驚異の情報把握術が~」で出演された サトー取締役経営顧問の藤田東久夫さんが書かれた本のタイトルです。
先日、「たった三行で会社は変わる」(2007 ダイヤモンド社)を読みました。
納得、トヨタ生産方式がトヨタ自動車の組織風土で構築された改善システムだと思っていますが、株式会社サトーの三行提報(さんぎょうていほう)は株式会社サトーの企業風土で構築された組織変革のシステムだと、私見ですが、そう思いました。
昨日、偶然にもそのサトーの三行提報のシステムを市販している人たちとお会いすることができました。
いろいろ、意見交換させていただきましたが、とても勉強になりました。
同時に、私が企業の組織変革を組織風土面に着目して支援していますが、その目的の1つは立場に関係なく色々な知恵やアイディアがどんどん上に上がっていく組織に変えることです。
私がいすゞ自動車にいた時には、トップと現場の思いが相互方向に行き来する環境をつくることでした。
サトーの三行提報、ご存じの方が多いと思いますが、「社員1人ひとりがトップ(社長・会長)あてに毎日3行(127文字)の提案や報告を上げる」というものです。
このシステム、「立場に関係なく提案や報告をトップにあがる」という狙いは私が組織風土改革で目指していることと共通しています。
昨日の意見交換を通して、サトーの三行提報と組織風土改革を組み合わせて支援すると組織変革が加速し、同時に私たちの支援が離れても仕組として残る事で変化し続ける確率が高まるように思います。
面白いコラボが出来そうです。
手塚利男
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