無線時代は連携が良かった

大手の機械修理サービス部門の働きがいのある職場づくりで、「連携づくり」について議論した。
議論の中で、昔話をする人がいた。
「昔、無線でやり取りしていた時代には、お客様の工場で機械装置の故障の原因がわからないと仲間に無線でアドバイスを求めた。」
「その時に、職場の仲間が同時に無線を聞いていて、直接やり取りしていない人から、『ここが原因じゃないか』とか、別の人からは『俺も同じ故障で困った時があったが、その時は・・・が原因だった』とか、あちこちから無線に割り込んできた。」
「そんな時は、みんなに助けられていると実感したよ。」
「今は、携帯電話でやり取りするから、仲間が困っていても、分からない。不便な世の中になった。」
と。
時代が変わって、無線から携帯に。
事務所に固定電話しかなかった時には、電話で怒鳴り合っている様子を見て、職場の仲間から「どうしたんだ」と声をかけることができる。
しかし、今は、携帯電話で、事務所の外で出てしまうと分からない。
便利になった分、失ったものもある、知らず知らずのうちに・・・・。
その失ったものを補う仕組みが必要だと思いました。

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