きょうは、弊社がお世話になっている伊藤敬税理士事務所の会場をお借りして、伊藤敬税理士事務所主催の組織風土改革の勉強会を行いました。
私に講師役をさせていただき、手弁当スタイルで行いました。
参加者は税理士事務所様と関係のあるお客様限定です。
参加された方は中堅中小企業の社長や役員が中心で業種はいろいろでした。
テーマは「ヤラセ改善からヤル気改善に変える」。
サブテーマは「個人(組織)に内在する自発的エネルギーを引き出す経営者の役割を考える」。
内容は、以下の項目で話をしました。
変革支援現場で目にする改善風景(ヤラセ改善)
ヤラセ改善の原因
組織風土について
組織構造と組織風土の関係(氷山モデル)
組織風土と土壌
改革・改善計画と組織風土(土壌)の関係
外発的動機づけ
内発的動機づけ
内発的動機づけと組織風土(土壌)改革
組織風土(土壌)改革の経営者の7つの役割
社員が経営に関わっている実感がもてる
社員が成長している実感がもてる
社員がちょっとしたチャレンジができる
社員がアイデアを具現化できる
社員が職場での連帯感を感じる
社員が「気にしてくれている、認められている実感」がもてる
社員が仕事に誇りがもてる
変えた組織風土の定着化
アセスメント(調査)と活用
ザックバランミーティング(オフサイトミーティング)で組織風土の問題を顕在化する
まとめ
組織風土の問題を分かりやすく説明したかったのですが、組織風土の問題は大手企業の問題ではないかという受け止め方をしている人もいらっしゃいました。
私自身もいすゞ自動車での勤務が長く、これまでの組織風土改革支援先も大手企業が中心でした。
一時期は、20名、50名という企業もありましたが・・・。
勉強会に参加された方は「小さい会社のことはよく理解していないな」と思われたかもしれません。、
業種や会社の規模に関係なく組織風土は存在しますが、解決したい問題の優先順位が違うのかもしれません。
参加者の中に、以前お世話になった工務店の社長と役員も参加されました。
以前から、社員の方の仕事ぶりが良くて感心していましたが、今日、どのような内発的動機づけをされているのかお聞きして納得しました。
その工務店の社長さんは「内発的動機づけ」という意識はなかったと思いますが、私が話をした「組織風土(土壌)改革の経営者の7つの役割」に沿った活動をしていました。
如何に社員が生き生きと仕事ができるようにするかを考えれば「組織風土(土壌)改革の経営者の7つの役割」に行きつくということを実感しました。
今日は私自身が一番勉強させていただいたように思います。
今後も手弁当勉強会を行いたいと思います。
税理士事務所さんに感謝。
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