一昨日は、「総務コンベンション2011・全国総務大賞受賞施策発表会&記念セミナー」に審査員として参加した話をしました。
今日は、総務部門が組織風土改革に取組んだ例を紹介します。
企業を見る社会の目が厳しくなり、企業側が守りに入る傾向が強くなっています。
そして、社員が社会的な問題を起こさないように、できるだけ余計なことをしないようにと社員の行動を縛るような施策が多くなります。
その一役を担っているのは総務部門ですが、総務部門の使命は問題が起きないようにルールを決め、守らせることでしょうか?
今回、「全国総務大賞」で評価された企業は総務部門の使命を従来の守りに加えて幅広く捉えて活動されたことです。
F社は「総務は会社の歴史を継承し、会社の未来を創る部門」を使命として、
T社は「社員のやりがいを最大限発揮でき、社会に貢献できる会社づくり」を使命として、
それぞれ多くの社員を巻き込んで数多くの施策に取り組んでいます。
それぞれ取り組んでいる内容にあっと言わせるような画期的で独創的なものは多くありません。
一見、大手企業だからそれだけのことができたのではないかと見られがちです。
しかし、社会の変化を意識して総務部門の新たな使命見いだして取り組んでいる。
それが特長であり、多くの企業が学ぶ点ではないでしょうか。
総務部門が風土改革に取組む、風土改革の新たな切り口を見た思いがしました。
『出会いから変革の想いに火を灯す』手塚利男
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