69歳介護士奮闘記〜検査入院1日目、2日目

10月31日 入院2日目
いつもの時間に覚めた
病院の朝は早い
7時前にバイタル測定が始まる
まもなくお茶がきた
何か不便なことがあるかと聞かれ、出されたこの以外、コーヒも含めて何も口に入れることができないと言ったらお茶ならと4杯持ってきてくれた
ちっちゃいテーブルにお茶4杯
この風景どこかで見たな
介護施設に入居しているS田さんだ、いつも机の上にお茶がたくさん並んでいないと不安になるらしい
ちょっとS田さんの気持ちがわかるような気がし何でもいいから用事があればナースコールボタンを押すことと言われた
しかし、介護施設では利用者さんからナースコールボタンを押されて対応する経験をしているので、押されると大変さがわかるので押すことをためらう
朝食も食べ終え、ひげ剃り、歯磨き、もすませた、さ、何をやろうか
タブレットでお絵描きもできるし電子書籍も読める、いつでもベットに入れる
こんな時間ができて最高の贅沢かもしれない
日勤の看護師さんが挨拶にきて、ついでにテレビカードを買ってきてくれた
個室にいつまでいるのかと聞いたら明日先生の判断によるとのこと
つまり明日の昼までは隔離状態が続くということがわかった
時間はたっぷりある
のんびり過ごすことにした
昨夜も点滴の影響か尿の量が多く何度も尿瓶にオシッコを出し、一杯になると看護師さんに頼んだ
頭がぼーっとして軽く吐気もする
運ばれた昼食の匂いにも反応して気持ちがあまり良くない
たべるものはこれ以外はないので1口、2口、と口に運んだら気がついたら食べ終わっていた
気分が良くなってきたので途中で止まっていた電子書籍「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で絶叫した」の続きを読むことに
一気に読み終える
今度はiPad Airでお絵描きをしようと思ったがペンの使い方や色の選び方など忘れてしまったこともあり断念
逆に水彩画について知識だけでも深めるために電子版「イチバン親切な水彩画の教科書」をダウンロード
病室に水彩画を描く道具を持ってきていないのになぜ?
でも買ってしまった
ページをめくっているうちに退院したら描いてみる気になった
日曜日の夕方、テレビではちびまる子ちゃん、サザエさん、がやっている
ご飯を食べながら観る
今日は選挙の投開票、「晴天をつけ」はいつもより早く放映
どのテレビ局も選挙一色
テレビを見るのをやめて電子書籍「非正規介護職員ヨボヨボ日勤」を読む
共感できることがあって面白い
自分ならどのように書けるだろうか
時計は10時ちょっと前をさしている
点滴の交換が終えたので寝ることに
そのあとも点滴の交換、尿瓶の交換、その度に目が覚め熟睡出来なかったが看護師さんには感謝
11月1日 入院3日目
7時過ぎ目が覚める
頭がぼーっとする、ベットをギャッチアップする
介護施設でもパッと起きれない人にやってあげるやり方だ
自分で体験するとは
「非正規介護職員ヨボヨボ日勤」をの続きを読む
バイタルを測定
程なくして朝食
今日から始まったNHK朝の連ドラを見る
朝食後、血液採取
10時50分ごろ主治医の先生の往診
今回の症状と検査治療について説明
今週の木曜日までに脳内の血流を良くするための点滴を行い、その後飲み薬に変え、薬の効果を見ながら検査をおこなう。週明けには退院できるだろう
と説明を受けた
午後から大部屋に移動、入浴もできるとのこと
言語、記憶系のリハビリの先生が来てくれた
嚥下機能の確認、そのために実際に飲み込んだ時に喉に聴診器を当て確認
なぜ、食事が普通食ではなくお粥や柔らかい副食だったのかわかった
嚥下機能を疑っての対応だったのだ
自分の歯でしっかり噛めないと食事も美味しくないね。介護施設の利用者さんの気持ちがよくわかった
14時、お風呂の案内が来た
一般浴は、月、水、金、とのこと
時間は30分、浴槽は使えずシャワーのみ、それでも気持ちが良かった
シャワーの後にレンタルのパジャマを来てそのまま6人の大部屋に行く
大部屋での入院は左足のアキレス腱を切った時以来
これからは自由にトイレに行くことができる
程なくして運動機能系のリハビリの先生が来て握力や足の動き、筋力など、いろいろ確認
握力は右と左で10キログラムの差があることがわかった
今回のこととの関連性はわからない
今後は、スクワットやタオルしぼり、などのトレーニングングをしていくことになった
薬剤師の方が来て、点滴の内容を説明してくれた
どういう薬かわからないままに点滴を受けていた
再び、思考、記憶系のリハビリの先生が来た
明日から記憶力を確認することをいろいろ聞きますということだった
ドキドキする
少し落ち着いてきたので「非正規介護職員ヨボヨボ日勤」の続きを読む
17時20分 お茶が届いた
「手塚さんは2杯でしたね」と言って2杯置いていってくれた
嬉しい
18時まで時間がある、本を読む
ようやく夕食が来た
テレビを見ながらゆっくり食べるがワインもないのですぐに食べ終わってしまう
消灯まで3時間ある
テレビも面白くない、再び本を読む
21時消灯
看護師さんが来て点滴の交換
同室の息遣い、物音、隣の叫ぶような声が続く
なかなか寝付けない
今日から自由にトイレに行ける。それだけでも嬉しい
本も読み終えた
10時、部屋が真っ暗になった

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