現場の声が届かなくなると無駄なことが発生する

昨日のタクシーの運転手さんとの話の続きです。
色々話をしているうちにそのタクシーの運転手さんが所属している会社の社風の話になりました。
最近その会社では三代目の若い社長に変わったそうですが、番頭クラス(取締役)が、若い社長にかなり気遣って「思うように何でもやってください」と言っていたそうです。
それが最近、タクシーの中に運転手さんの名前や趣味などを紹介する「ドライバー紹介カード」を現場ではお客さんから見えないからそのデザインでは駄目だと反対したそうですがそのまま変更したそうです。
その「ドライバー紹介カード」のデザインは新社長が考えたそうですが、現場では「見えにくい」という反対の声は番頭たちに阻まれて社長には届かなかったためにそのまま変更したそうです。
案の定、「ドライバー紹介カード」を見た馴染みのお客さんから見にくいという声が入ったそうです。
そのタクシー会社は多数のタクシーを所有しているのでカードの差し替え変更に結構なお金がかかるようです。
現場の声が途中で阻まれて社長に届かないということが、今回の「ドライバー紹介カード」の交換で済めば良いのですが、もっと大きな問題が起こる前に風通しの良いタクシー会社に変わってほしいものです。

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