映画「プラダを着た悪魔」から上司と部下の関係性を考える

強烈なトップダウン、人間性を無視したように自分勝手に部下をこき使う上司。「悪魔」と呼ばれるにふさわしい上司。
この上司、ファッション雑誌のカリスマ編集長。
もし、このような管理者がいる会社の風土改革の支援をするとしたらどのようなシナリオを描くだろうかと考えながら映画を楽しみました。
この映画は妻が前から観たいと言っていた映画でした。
この上司、悪魔と呼ばれるような恐怖政治的なやり方ですが、業界からは高く評価されており、誰もが、彼女の元で働きたいと望んでいる。
一般的には、ひどい上司ということになり、この人間性を何とかできないかと考えます。
上司は加害者で部下は被害者という見方です。
たしかに、この上司の“悪魔”的な部分を取り除いたら部下との関係は改善されることが予想されます。
しかし、この悪魔の要素をとったらその人ではなくなってしまいます。業界の評価も変わる可能性があります。
上司は加害者、部下は被害者という見方に偏ると手の打ち方が誤る可能性があります。
一つの方法として、この悪魔的な上司に負けない“強い部下集団”を組織化することかと思います。
映画の後半にもそのヒントが出てきますが・・・。
とても元気になる映画でした。

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