最後の仕事が終わる時間
今日1日、一つ一つの仕事が最後だと思うと寂しい
起床、食事、口腔ケア、移乗、排泄、飲み物の準備、飲み物の提供、配膳、下膳、記録、連絡ノートへの記入、申し送りの確認、などなどできるだけ身体を動かして余計なことを考えないようにした
15時過ぎ、スタッフのK浜さんがKさんが居室のベットの前で倒れているところを発見した
急いでバイタル測定機器を持って駆けつけ、同時に看護師に連絡
最後まで事故などないように祈っていたが・・・
幸い骨折や頭部を打つこともなく外傷もなく意識も正常
しばらく様子を見ることにした
ケアマネが不在だったためフロア責任者としてご家族に一報を入れた
発見者のK浜さんがヒヤリハッチ事例として資料作成にかかってくれた
本当に何事もなく良かった
16時過ぎ、H島さんが「メガネが壊れた」と行ってきた
見ると鼻パットの片方が折れている
パーツの交換で済むと思うが家族に連絡して対応のお願いをしなければならない
こういうケースはケアマネが対応するが、私が明日からいないことを考え、とりあえずご家族に一報を入れ対応を考えてもらうことにした
運良く娘さんにつながりメガネの件をお伝えし、あとはケアマネにフォローしてもらうことにした
16時過ぎから合間をみて5人のご利用者様に辞めることを伝えた
人によっては、利用者様が寂しがるから辞めるということを言うことを言うべきではないというが、悩んだ末の決断だ
K地さんに言った時「ここのところあなたを見ていてそうじゃないかと思っていたのよ」とおっしゃった
「寂しくなるよ〜」と言われた
カッコ悪いけど涙が出てきてしまった
これ以上長く向き合っていると大泣きしそうになったが、ちょうど私に電話が入ったため離れることができた
これまでシフトの関係で組んだスタッフの方が挨拶にこられた
本来なら私が挨拶に行かなければならのに・・・
これが最後とお思うとお世話になった厨房の人、マッサージの方、などにお礼を伝えた
17時30分が近づいてくる
最後に、浴室、洗濯室、廊下、フロアを見回りながら「本当にお世話になったね。多くのことを学ばせてくれたね。ありがとう」と伝えた
認知症が進んでいるK谷さんと目が合った
いつも目があうと手を挙げて用事もないのに呼ぶK谷さん、
今日は手を挙げて返して3階を離れた
1階に降りて退室時刻を入力
ロッカー内も事前に整理していたので特に大きな荷物もなくいつもの様に施設を出た
車から見る景色もこれが最後だ
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