今、「活気あるチームの作り方」のテキスト本を作っています。
その中で、「業務命令」という化石のような言葉を使わなければならない情況が職場の中で起きていると言う事が話題になりました。
これは、例えば、上司が部下に「これをやってください」と言っても、「できません」と堂々と拒否するんだそうです。
拒否する理由も正当性がなく、ワガママな考えが基になっている。
上司としては、部下の能力を考えた上で指示しているのですが、断るということは一般的には理解できませんが、実際、職場では起きているようです。
本来なら、上司には部下に対して業務命令できる権限があるのですが、「業務命令だ」という人は殆どいないという。
今日、風土改革支援先で、部課長さんに「業務命令」という言葉を日常のマネジメントで使っているのかを聞いてみました。
あえて「これは業務命令だ」と言う事はないという意見が殆どでした。
唯一、あるとしたら、工場内のゴルフコンペで、出たがらない人に対して、「これは業務命令だ」ということはあると笑いながら言っていました。
しかし、ワガママな部下に対して、指示が出来ずオロオロしている管理職も多いという話を聞きます。
そういう部下には「業務命令」も必要だという意見もあります。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
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