今日、お客様のところで、「手塚さんの本でもっと触れてほしかったことがあります。それは、風土改革には“必要ゆとり”を意図的に確保することについてです」と。
「必要ゆとり」というネーミングが面白いですね。
お客様の指摘のように、「ゆとり」は改革を起こすには絶対に必要な時間です。
ゆとり世代、ゆとり教育、など、“ゆとり”という言葉が悪いイメージになったことがありました。
経営者や管理者によっては「ゆとり」や「余裕」はまだ改善できる部分、削減できるムダな部分と捉えています。
そういう企業は現状を維持するのがやっとで改革など掛け声に終わっているように思います。
私は稼働時間の数パーセントを「必要ゆとり」として確保することが必要だと思います。
「ゆとり時間」は遊ぶということではなく「明日のことを考える」時間に充てることです。
例えば1週間で2時間程度、一か月で8時間、この時間を「明日のことを考える」に使ったら改革が進むと思います。
★本の紹介
一人からでもできる「ギスギスした職場を変える手法」を書きました。
タイトル名:『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』
著者:手塚利男
出版社:Nanaブックス
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