ベテランのはまる罠

先日のオフサイトミーティングで、品質問題が話題になりました。
本来なら出荷してはいけない品質から外れたものがお客様に渡ったのです。
しかも、ベテランの方が確認して出荷したのに・・・です。
良否の判断も数値で出来るものではなく感覚によるものですので余計難しいものでした。
そのベテランの方が意図的に悪いものを出そうという意識もありませんでした。
では、なぜ、そのベテランの方の品質判断が甘くなったのか。
他の中堅社員の方と明らかに判断の幅が広くなっていることも分かりました。
色々議論して分かってきたことは、これまでも何度か良品と不良品のギリギリの製品があって、それを出荷してもお客様からもクレームが無かったようです。
そういうことを何度が繰り返しているうちに“これなら良い”という幅が序所に広くなり、品質の判断基準も序所に甘くなったようです。
実は、その品質の判断基準の問題はベテラン組に共通していました。
“あの程度でも大丈夫だった”というものが積み重ねると・・・このような品質問題が起こるんですね。

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