1954年(S29)には、既に職場のセクハラに対して注意を促すリーフレットがあった

風土改革の支援をさせていただいているお客様のところで、女性の活躍を支援する活動があり、私も側面支援させていただいています。
職場の仲間から、東京JR田町駅近くに「女性と仕事の未来館(財団法人 女性労働協会)」があって、そこでは色々な情報が得られるようだよと聞きました。
お客様の支援に参考になればと思い、早速、見学してきました。
とても立派な施設で、館内には女性の活躍を支援するためのセミナーの案内や各種の情報が展示されていました。
女性と仕事の未来館
私が驚いたのは、展示している資料の中に、1954年(昭和29年)に配布された「労働省婦人少年局 リーフレット ナンバー44」に、今で言う職場でのセクハラに対する注意を促す内容が入っていたことです。
こんなことが書いてあります。
あなたの職場ではこんなことはないでしょうか
 ・女は結婚したらやめるもの?
 ・婦人を低くみる意識
  「 話のわかる人、男の人にかわってくれませんか」
 ・女がながくつとめると、いにくいようにしむける
  「そろそろ オヨメにいかないと・・」
 ・職場の地位があがらない
 ・男子より低い昇給率
 ・婦人には扶養手当をみとめない
どうでしょう。四十数年経ちましたが・・・・。
今でもそのまま使えると思いませんか。
その当時、先のリーフレットを担当した人は、今の状況を想像していたでしょうか。

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