早期退職

最近の新聞等に「早期退職」という文字が出始めました。
実は、私も49歳の時に早期退職制度を使って退職しました。
「早期退職」という文字を目にすると、その当時のことを思い出します。
色々思うことがあってそれまでお世話になった会社を離れることにしたのですが、人生での大きな転換点でした。
色々なドラマがありました。
手を上げようとしたが、奥さんから手を下ろされた人。
会社から止められた人。
上げたくなかったけど強く勧められて?上げた人。
何度も何度も強く勧められたけど最後まで粘って、ついに残った人。
私のように妻から「良いんじゃないの」と言われて、 会社から止められることもなくあっさりと辞めることができた者。
止めてくれることを少しは期待したのに・・・・。
更に、駄目押しで、「早期退職願い」の提出締切日の前なのに、上司から「○○君、すでに書いていたら受け取るよ」と言われ、「はい」と渡してしまいました。
私が所属していた部門にも「早期退職者を○名出しなさい」という数の割り当てがあって、焦っていたのでしょう。
その後は、エスカレーターに乗ったようにあっという間に会社を後にしました。
あまりにもあっという間でしたので、お世話になった方々にまともな挨拶もしないで辞めたことが心残りでした。
今は好きな仕事をやっていてハッピーですが・・・。
育てていただいた会社には今も感謝しています。
「早期退職」という文字が社員を委縮させるのではないかと心配ですが、これを機会に自分と会社の関係や、自分の仕事について考えてみる良い機会でもあると思います。

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