新商品開発競争を支える裏舞台

日経ビジネス(2009.3.16号)にモノ作りが特集されています。
記事では、金型がこれまでの1/3の期間で出来るようになった。半年毎に新製品を投入する製品で、金型の製造期間が短縮されることは競争力を持つ・・・というようなことが記載されています。
私たちが毎日のように目にしている新製品の登場・・・これを支えている技術の進化です。
しかし、この記事から、以前にある企業の生産技術部門の職場風土改善の支援をしたときに、技術者の言葉が印象に残っています。
議論しているテーマは「如何に余裕の時間を作って対話を増やすか」でした。
「いくら仕事の効率を上げて、余裕時間を作って対話の時間にまわそうとしても、ちょっと時間ができると、新たな新商品開発の仕事が入ってくるんですよ」
それが現実。
その話に私も考えてしまいました。
綺麗事ではないと。
次から次と新製品が出るのを目にしながら「これが豊かさなんだろうか?」と思ったことがありますが、新製品開発競争の裏舞台の一面を見た感じがしました。
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