ミッション (2)

この二日間、風土改革の支援をしているお客様のところで、「ミッション経営」の研修支援を行いました。
「部門の課題」「部の課題」「課の課題」というとらえ方ではなく「部門のミッション」「部のミッション」「課のミッション」というとらえ方に変えるという実践研修です。
「課題」から「ミッション」というとらえ方をすると課題が広がることを実感しました。
そう言えば、かなり前になりますが、私が、自動車メーカーの川崎工場の総務部長として着任するときに、本社の人事部長から言われたことを思い出しました。
「手塚君、君のミッションは工場の規制緩和だ」
「??」
「君のミッションは、これまでの人事や総務などの施策により、工場の人たちが規制に縛られていることから解放し、風通しのよい工場をつくることだ」
と。
当時の川崎工場は歴史も古く、いろいろな規制に縛られており、風通しも悪くなっている、という経営側の見かたでした。
それを「壊す」のが私のミッションというわけです。
ミッションというとらえ方が出来たおかげで、いろいろなことを柔軟に自分の判断で活動することができました。
この二日間の議論を支援していて「総務部長時代」を思い出しました。
★ご案内
『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』の講演(7月16日)したものがDVDになりました。
≪サンプル動画あり≫
★本の紹介
一人からでもできる「ギスギスした職場を変える手法」を書きました。
タイトル名:『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』
著者:手塚利男
出版社:Nanaブックス

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