今日のtwitterでもつぶやきましたが、事件や事故が起こるたびに多くの方は真実を話してほしいと思うのではないでしょうか。
それは、真の問題解決をしてほしいと思うからです。
先日の香川県沖のヘリコプター墜落事故も、日を追うごとに色々なことが明らかになってきます。説明側は隠すつもりはなかったと言っていますが・・・どうなんでしょう。
企業でも同じです。
なぜミスをしたのか、なぜ決めたことが守られないのか、と言う事に対して当事者は正直に話すことが真の問題解決には大事なことです。
以前、残業問題に対する改善の支援をした時のことです。
その営業支店では毎月夜遅くまでの仕事が問題となっていました。
これまでに何度も改善を行ってきましたが、期待する効果は出ませんでした。
管理を厳しくすると、今度は正直に残業申請をしなくなりました。
改善支援に入った時に、私を信頼してもらえるまで何度か話合いを続けました。
そして、長時間、夜遅くまで残る原因がわかったのです。
本音で話していただいたのです。
その支店は、とにかく早くお客様のところに行きなさい、と言われ、早く帰ってくると「もう帰ってきたのか」と言われる。
また、早く帰ってくるとその月の課題の進捗をチェックされ達成が厳しいという見通しだと厳しく詰められます。
また、日中、事務所で企画書などを作成していると「早くお客様のところに行きなさい」と叱られる。
部下たちはどうしたかと言うと、お客様のところで早く仕事が終わっても支店の周りで時間を使って遅くなってから事務所に戻る。
1人だけ早く帰ると、上司から詰められるので、みんなで一緒に変える。
夜遅く帰ってから企画書作成をする。
このようなことが本音での話合いからわかってことです。
それまでどんなに仕事の効率改善をしても効果はありませんでした。
それは仕事の効率が問題ではなかったからです。
なぜ遅くまで働くことになるのか真の原因に近づくことができれば本質的な改善ができると言う事です。
真実を明らかにしていただくことで真の問題解決ができる!
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