改革活動は色々な「連」があって良い

先日、サッカー界のキング・カズこと三浦和良さんが出版された「やめないよ」(新潮新書)を読みました。
妻が買ってきたのですが・・。
その中で、P220の「サンバはサッカーに通ず」の中でヨーロッパサッカーとブラジルサッカーの違いを紹介していました。
ブラジルのサッカーはサンバに通ずということですが、
ブラジルのサッカースタイルはピッチに立った選手はサンバを踊るように各選手の思い思いのプレーが許容される。
サンバは細かいものを含めるとリズムやスタイルは100を超えると言われています。
そう言えば、日本の阿波踊りも、「連」という踊り手の集団があって、一つ一つの「連」が違っていて、多くの種類の「連」があるそうです。
阿波踊りの「連」ですが、私がいすゞ自動車の風土改革活動に関わっていた時には、“色々な活動があってよい”ということを称して“いろいろな「連」があってよい”ということが言われていました。
なぜ、“いろいろな「連」があってよい”と言ったかというと、色々な部門で改革活動が起きた時に、各活動の競争心からお互いの活動の仕方を批判するような時がありました。
互いに批判し合って、改革のエネルギーがダウンすることを恐れたのです。
16000人の集団で“やりたい人がやる改革”でしたので、あちこちの部門や職場でやり方もテーマも思い思いの活動をしていました。
やりたい人がやりたいやり方でやるから本気で取り組むことができ、ダイナミックな活動になりました。
それが、風土改革が加速しました。
多くの部門や階層で思い思いのサンバや阿波踊りの「連」のように改革に取り組めば着実に変革は進むと思います。
自分たちが踊りたいように踊れる「連」だからリスクも取れます。
最後に、キング・カズこと三浦和良さんの「やめないよ」(新潮新書)の、
P145「僕もしっかりコンディション調整して、いい状態をつくって代表入りを狙っているんだ。(2008.9.12)」にぐっときました。
凄いね。

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