69歳介護士奮闘記〜お風呂を嫌がるご利用者さん

入浴介助当番だった
暑いですねえという施設内のやり取りを聞きながらご利用者さんの入浴介助を行った
暑かった
どうにか立位ができる人を介助するが、体調の変化や転倒、怪我がないようにと一瞬も気が抜けない
入浴介助はスポーツだと思っている
バドミントンをやるような服装にその上にエプロンをして行う
利用者さんからはカッコいいね、さわやかだね、とまずまずの評判
バッテリーで上下に動く車椅子を使って浴槽に入っていただくが、手足をぶつけたり、挟んだりしないように操作にも充分気を使う
孫と比べるのは失礼だが、お風呂をいやがったり、面倒がったりする人もいらっしゃる
多くの人は私の説得でなんとか入っていただける
お一人だけ、2回に1回は説得に失敗する
今回も
お風呂に行きましょうか?
とういうと面倒くせいなあ、今日はやめとくよ
まいったなあ。失敗かあ
その時は、無理矢理でもないけど、いい意味で強めの説得、罪なきうそ、で説得が上手い人に頼む
今回も
お風呂とは言わないで、良いところに行くよ〜、ハイ乗って〜、と言ってベットから車イスに、部屋に出てもらう
そのあとは後ろからそっと車イスをおしてお風呂場へ
なんだ風呂か、入らなと言ってんんだろう、まったく、ああ、寒いよ(本当は暑いはず)、ああ、もう良いよ、シャワーなんかいいよ、早くお湯に入れろよ、
と浴槽に入るまでブツブツが続く
すみませんねえと返すと、すみませんばっかりじゃないか、ああ
浴槽に入った後も、石鹸で身体を洗い始める
浴槽内で石鹸を使うと次の人が入れなくなるがこの方を最後にしているから大丈夫
あとはお湯を捨てて掃除するだけ
浴槽からあがって新しいシャツを来てお部屋に戻った時には
ありがとう
という言葉をいただく
毎回、この繰り返し
このかたの入浴介助が終わると1日が終わったような気持ちになる
説得してくれたスタッフ曰く、聞いちゃダメ、風呂と言っちゃダメ、行くよ、で、ちょっと強引に・・
と、言われるが、できないなあ
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