11月4日、入院6日目
朝、眩しさで目が覚めた
6時
いつものように看護師さんのバイタル測定が始まる
看護師さんと他の入院者とのやりとりから入院者個人のことがわかる
そうか寿司屋さんか
看護師さんと入院者とは親しげに話をするが入院者同士が親しく話をすることはない
隣の私よりちょっと若目の彼はとは少しやりとりする程度
歯磨き、ひげそり、1日の始まりだ
今日の朝食もパン
食後、軽く運動、一階の売店で水と新聞を買う
いつもの日経新聞
読売新聞にしようと思ったがやっぱり日経にした
記憶言語系のリハビリを受ける
今日は絵の空いているところにパーツを入れて完成させる、ジグソーパズルみたいなもの
明日は積み木をやるとのこと
Wi-Fiが使える面会テーブルのところでAmazonプライム・ビデオを観ているとリハビリに先生から声をかけられる
一緒に地下のリハビリセンターに行ってチューブなどを使って軽めの筋トレ
握力、右45、左35、10キロの差がある
10キロの差は今回の症状の影響かは不明
今日は筋トレが終わり再び階段で6階まで上がる
点滴を開始してから4日以上経っているので針交換
点滴がまだ続くと言うことか
朝からなんだかんだで気がつけば10時50分
部屋に戻るとお茶2杯届いていた
まもなく昼食
エビフライだ
昼食後、運動のために廊下にいると騒々しくなった
入院者が通るから部屋に入ってください!
急かされるように部屋に入る
コロナ感染防止策が継続しているのだ
午後からのリハビリ
今日は一階まで階段を降り、先生の計らいで外に出た
目がくらくらするほど眩しく
空気が美味しかった
リハビリの先生との会話が1番多く、会話の練習にもなっている
仕事への想い、趣味の話、などなど
地下のリハビリセンターに場所を変え軽く筋トレ
リハビリセンターではたくさんの人が復帰を目指してリハビリに励んでいた
おぼつかない動作で車椅子を動かそうとしている人がいた
その人を見て介護施設のS江さんのことが頭に浮かんだ
S江さんもああやって訓練して施設に帰ってきたんだな
ところが施設では車椅子椅子を自分で操作させていない
全てスタッフが介助している
それもスタッフの都合だ
本人、施設、病院の想いがズレている
「残っている機能を最大限に活かす」
が出来ていない
16時40分妻が面会に来てくれた
頼んだ靴下とお金を持ってきてくれた
お金はテレビカード購入用だ
今日の授業参観日に孫が授業中によく喋るらしい、それも半端なく
が話題になった
許された面会時間は10分
駆け足の面会になった
18時過ぎ、夕食がきた
選択食で選んだ鯖の塩焼きだ
夕食から消灯まで時間がたっぷりある
いつものようにAmazonプライム・ビデオ、テレビ、読書、で時間を過ごした
部屋の中で聞きたくない看護師さんの言動があった
看護師さんがお薬を配って忙しくしている時に隣の彼が、私はまだかなどと言った
「ちょっと待って!あなた一人ではないの。13人もいるの!」
と
言わなくても良いのに
隣の彼、静かになった
ちょっと悲しい
ちょうど、電子書籍「誰も書かなかった介護現場の実態 〜現役介護士が直面する現代社会の実態〜」を読んでいる時だった
電子書籍「誰も書かなかった介護現場の実態 〜現役介護士が直面する現代社会の実態〜」はとても面白く一気に読み終えた
次は小説にしようか
テレビではドクターXをやっている
テレビをつけていると部屋が明るくなる
他の人の眠りを妨げてはいけない
21時30分、寝る
夜中に2回ほど点滴で看護師さんがきたようだ
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