小さな変化がうれしい

久しぶりにOさんに会った。
開口一番「なぜ今日のミーティングの相手は私なんですか?」と聞かれた。
「改革の先頭を走っている人の話も大事ですが、あなたのように目立たない人の話を聞くことも大事にしているんですよ。どういう変化が起きているのかは現場の先端にいる人とのやり取りから感じ取るものです」と心の中で答えた。
確かにOさんはチームメンバーの一員ではあるけれどリーダー的な人ではない。
これまでの変化をどう感じているのか、これからどういう進め方をしたいのかについて相談した。Oさんはじめメンバーのみなさん主役だから。
チームの作り方の見直しやどういうメンバー構成にしたら良いかなど色々と話をしてくれた。
最後にOさんは「この部署に来た時は何を言っても変わらない。言ってもしょうがないと思っていたけど、言えば動いてくれるという気持ちになりました。最近はもっと責任を持って提案しないといけないという気持ちになりました」と話してくれた。
最初は不安だらけの話し合いの場からスタートし、本音で言える場に変わり、ようやくメンバーと一緒に部門の問題を部門トップとやり取りできるようになった。恐る恐るではあるが。
部門トップも「待ってました」という気持ちで受け止めてくれた。
これまで諦めムードだったのが“前向きな気持ち”になってきたということがとても嬉しい。
派手な改革や変化に目が行きがちだがこういう小さな変化を大事にしたい。育てていきたい。
この小さな変化の先に大きな変化がある。

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